

やはり、検討されてしまったアリシアの処遇と利用。
もはや、ヴァルキュリア人は人としてみるんではなく、
巨大殺戮兵器として見られているんだろう、と考えて切なくなります。
同じ人間なのにね。
脚本が変わってくれたおかげで、今回は苦言を言わなくて良さそうです。
あとは、ヴァルキュリア人の頂上対決だけとなってしまうと予想していただけに、
こういう魅せ方にしてくるか、と、ちょっと一本取られました。
アリシアを、想い人から、ただの兵器とか変化させたファルディオ。
ウェルキンに罵倒されながらも、どうすれば良かったんだと、懇願する姿や
葛藤といったら、これ以上思い悩むことはないでしょう。
そこまで堕ちてしまったファルディオが、なんか不憫なんだけど、
自分が起こしたことの顛末にには責任を取らなければいけません。
味方を守るために、味方を撃つということに対して。
それに対するウェルキンもファルディオに対しては我慢できずに怒鳴ることしか
できず、ファルディオにどうすればよかったかなどと質問されても、
助言してあげることも苦言を呈すこともできず、言葉をつぐむしかありません。


ここの描写は近しい人間をどう思っているか考えさせて良かったです。
愛しい人をただ、兵器として扱われるのを知っていて、行動するかしないか。
ウェルキンだったなら、そういうことはしないでしょうが、
ファルディオは周りの人間全てを失った寂しさに動揺していたと考えると、
少しだけ許したい気持ちにもなります。
でも、アリシアの涙を見ると、ファルディオの行動はやはり間違いなんだと
感じさせる。ウェルキンはアリシアのことを「仲間」と称して、いままでと同じ
関係を続けていきたい気持ち。
だけど、アリシアは、自らを「化け物」とまで落として、この自分の苦しみを
吐露する姿には、なんとも悔しさの残る会話。
そして、「アリシア」の象徴であるバンダナを外して、今までのアリシアを捨て去り
これからは兵器として道を歩んでいく決意するアリシアの、悲しい気持ち。
この悔しい気持ちはどこにぶつければいいんだろうね。
帝国軍? セルベリア? なんか違う気がします。
あぁ、これはどういうラストで締めくくるんだろう。
ちょっと楽しみになってきました。








